[No.000]

日記以上、遺書未満。

N.0509 アルコホリック

 

 毎日のように酒を飲み続けることで明らかに身体への弊害が発生している。最早飲酒は習慣となっていて、気がつけば片手にはストロングが握られている。馬鹿だなぁ、と思いながらも脳が強く求める反応を薙ぎ払うことが出来ない。自分でも愚かだと思う、習慣に染まりやすい性質が拍車をかける。鳴り止まない自殺願望はきっとお酒が原因だろう。もしそうでなかった時、一体わたしはどうすればいいのか。そんな考えからお酒がやめられない、現実を見ることが難しいままだ。

 

 

 わたしがいなくても大丈夫、なんて謎の安心感とか。カワイイは正義という言葉が正しさならば、死にたいは病気、もしくは不道徳なのであろう。来た道を引き返すことはできないけれど、これからどこへ向かうかを決めることはできる。さらば美しい鬱よ、さらば憎き希望よ。大変わたしは疲れてしまった。やがて来る明日は当たり前のようにやってきて、そのことが大変に恐ろしいのだ。おかしいと思う、自分でも歯車が狂っていると感じる。それでももう、止められないのだ。あぁ、いつまでも、脳が揺れる。世界が震え続けている。