[No.000]

日記以上、遺書未満。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

N.0145 それでも生きてる

ごきげんよう。 最近駄目だな、上手く心を乗せることが出来ない。 とにかく色んな情報が頭の中に入ってきて、その一つ一つに少しずつ脳内を侵略されていくような、そんな感覚がある。じゃあ情報を取り入れなければいいんじゃない、なんて簡単な話しではなく…

N.0144 ひとの子

わたしは、世界を思う。 人が人の形を保つ以上は、優しさとか温もりとか一つ屋根の下で行われる暖色的な行為が必要なんだよ。ただ一人きりだったとしても、作品を通して様々な人物に会いにいけばいい。そういう疑似的な行為はその内ボロが出てしまうから、駄…

N.0143 静寂の中で思うこと

寡黙に生きたいな。 わたし、この場所では日々ペラペラと饒舌であるけれど、実体を伴う現実世界ではそこまで口数は多くない方だと思う。誰かと話すことは好き、だけど馬鹿みたいにペチャクチャ話し込むようなことはしない。静かに、流れるように、ゆっくりと…

N.0142 ささやかな贈り物

愛されることを恐れている、そんな私の存在に最近気が付いた。 上手な愛の受け取り方。そもそも愛ってなんだっけ、とか深く考え過ぎるともっとしんどくなっちゃうから、ほどほどにしておく。差し出された愛を素直にそのまま受け取ればいいんだけど、どうして…

N.0141 読みたい本になりたい

最近、本を読むことに多くの時間を費やすようになった。 自分でも今更感があるけれど、やっぱり本って素晴らしいな。もっともっと、読みたい、深くまで入り込んで著者の価値観に触れたい。そう思っている間に作品は結末を迎えてしまうから、とてもじれったい…

N.0140 紙袋

猥雑な日常にうんざりとしていた。乱れれば乱れるほどに、自分の価値が消失していき見えなくなる。それでも生きなければ”ならない”、それすらも固定観念であることが何よりも頭を殴りつける。 ”〇〇しなければならない”という考えは、大抵の場合バイアスがか…

N.0139 蕾

毎日一枚、写真を撮っている。 「ブログ更新も習慣化したから、新たに何か挑戦したいなぁ」 先日、友人と飲んでいた時に漏れて出た一言。普段はあまり自分のことを話さないのに、友人と飲んでいる時だけはポロポロと言葉がこぼれ落ちる。 本音だった、このま…

N.0138 どうしてそんなに美しいの

生活が退廃的になればなるほど、創造力が堕落していく。 書くことも陳腐になるし、撮る写真にも感情が乗らない。それって私がやる必要のないことだと思う。わたしがやらなくても、他の誰かが出来ることだと思う。 「そうやって、自分の無力さを嘆きながら、…

N.0137 One hundred degrees celsius.

T-falの電気ケトル。もうかれこれ10年ほどの付き合いになるだろうか。仕事の帰り道に何気なく立ち寄ったドン・キホーテで彼と出会った。定価より幾らか安く売られていて、当時金銭的に余裕が無かった私はその価格に魅力を感じた。お金が無いと、性能は二の次…

N.0136 唸り、喚き、叫べ

昨日は丸一日自宅でおとなしくしていた。 お菓子とアイスとコーラしか飲んでいないのに、腹が減らない。動かないとこうも食欲が消失してしまうものなのか。マクドナルドをデリバリーしちゃおうかと思ったけれど、食べきれないで残飯と化す未来が容易に想像で…

N.0135 欠点、釘を身体に突き刺して

「テンションが高い時と低い時の落差が激し過ぎる、本当に躁鬱なんじゃない?」 先日受け取った一言。ご名答、多分当たってる。自分でも思う、というか限りなく確信に近い場所にいる。それでも病院には行ってない。問診を受けて、幾つかの病名を告げられて、…

N.0134 甘い日常

わたし達が呼吸を続けていくには、お金が必要不可欠だ。大体の悩みはお金を積めば解決できることが多い。欲しい物を買えば、好きな物を食べれば、その瞬間はある程度満たされる。でもその幸福感は持続しない、少しばかりの虚無だけが後に残る。 必ずしも使用…

N.0133 毒りんご

現在、[AM 4:30]で目覚めたのはもう少し前。 早起き自慢をしたい訳ではない、寧ろ叶うことならばもう少し寝ていたい。 アラームが鳴る随分前に目覚めてしまう。昨日は案外すんなりと眠ることが出来て、熟眠感もめっちゃある。二度寝しようかと試みたものの、…

N.0132 華に憧れて

駄目だ、今日は物凄く調子が悪い。 最近一人で過ごす時間が少なかったからだろうか。生きていればこんな日もあるよ、なんて言葉で片付けられないぐらいに情緒が揺れる。情報が脳味噌を殴りつける、他人の意見がすべて正しいように感じる、自分の主張がすべて…

N.0131 そこにポツリと佇む泣き顔

最近はやっと生活サイクルが整ってきて、文章を書くことも、働くことも、本を読むことも、それなりに余裕を持って取り組むことが出来るようになった。 人間ってそれなりに適応するものなんだな、と我ながら感心してしまう。あれだけ必死で藻掻いていた過去が…

N.0130 小洒落た、夜

先日、知人が働いているBARにお邪魔させていただいた。 マスターというよりもママさん?はとても気さくな方で、話の聞き方や振り方、他のお客様の巻き込み方等、本当に上手でいらっしゃった。うん、さすが会話のプロだなという感じ。比べることさえ烏滸がま…

N.0129 不向きが多すぎるこの世界で

人間には向き不向きがあるってことを、最近とても痛感している。 多分、誰しもが向いていることよりも不向きなことの方が多いんじゃないか。総合的に捉えて、生きることにすら向いていない人だっている。その中でも不向きに取り組まないといけない瞬間は必ず…

N.0128 過去に消えろ

夢の中で過去に関わったことがある人物が出てくると、とても嫌な気分になる。現在は全く関わりがないのに、私の夢には許可無しに登場する。もうほんと止めてほしい、別にあんたの顔が見たい訳じゃないんだよ。相手へ抱く印象や想いに関係なく、夢で過去に再…

N.0127 変わりゆく夏、終わる夏

N.027 夏の沈む音が聞こえる - [No.000] 今年も姉の命日が過ぎ去った。 ちょうど一年前、姉への想いを書き綴った。自分で読み返してみて思ったけど、現在と比べると随分文体が異なる。これ本当に自分が書いた?と思うほどに口調が柔らかいし、スラスラ入って…

N.0126 生きることについて

前回、完全に書くことが生活の一部になったと書いた。 「逆に、この状況で書かなければどうなるんだろう?」 そんな単純な疑問が脳内に浮かび上がった。一度気になったことを試さずにはいられない性質の為、試用期間を三日設けて書かないことを徹底してみた…