[No.000]

日記以上、遺書未満。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

N.0385 これからのこと

拙い人生でした、その中でいまが一番深い部分まで落ち込んでいる。失ってはじめて気がつくこと、たくさんあったけれど、悔いても後戻りできないことだけが明確で、本当に本当に心を丸めてゴミ箱へぽいっと放り投げたくなる。どうしてこんなにも胸が痛むんだ…

N.0384 色眼鏡

友人と居酒屋で会話を楽しんでいた。会話っていうのはいわゆる概念の交流みたいなもので、こういうお話しならいつまでも続けていられる楽しい。美味しい料理、ジョッキに収まった黄金色、喉に流し込みはやくも酩酊。すこしだけ調子が戻ってきた、臭いも騒音…

N.0383 圧迫感、

美しいものに挟まれたい。潰されるでも、殺されるでも、飲み込まれるでもなく、ただ純粋に挟まれたい。ほんの少しの圧迫が欲しいのよ、生を感じることができないそれ以外の方法で。なんて、冗談は棚にあげて、自分は土の下に埋めて、外ではおびただしいほど…

N.0382 ワンコール、またね

誰とも話すことがなかった一日、ふと思い立ちスマートフォンを手に取った。緑の通話ボタンをワンタップ、トゥルルトゥルルル鳴り響くばかりでじれったい。相手の画面に不在着信を残すことしかできなくて、ポツンと取り残された気持ちになる、身勝手。普段は…

N.0381 消えた主人公

先日、久しぶりに友人と飲んだ。仕事が終わってLINEを確認すると一件のメッセージ、既に飲んでおられるということで寸分の迷いなく瞬時に合流。たった数か月会っていなかっただけなのに、それはもうなんだか随分と時が経ってしまったかのように感じる。生き…

N.0380 鳥籠のなかで

過去のことばかり、変えられないことばかりが頭に浮かんでは死にたくなる。憂鬱、これまで忘れていたこと、思い出そうとしても思い出せなかったこと、次々とあたまの中にこんにちは。自然発生する過去の記憶、なにかが変わる前兆だったりするんだろうか。 こ…

N.0379 純白のキャンバス

行き詰まったときは一度ゆっくりと立ち止まって、空を見上げてごらんなさい。公園のベンチに腰かけて、身近な自然を感じてごらん。自分と向き合うことも大事だけれど、世界と向き合わない時間の方がもっと大事。日々、忙しなく日常を送るわたし達は、生産性…

N.0378 意気揚々と、雨

雨降りの夜明けが美しく、朝一番から気分が整理されている。ずっと、こんな清々しい気持ちで生きていられればいいのに、願うことはいつだって簡単だった。屋根がある家で眠れてよかった、同時に家なき子の表情を想う。宇宙からすればちっぽけな存在のわたし…

N.0377 スマホがなかった夜と空

眼精疲労が甚だしく、日常がどんより霞んでいる。こういう時に考えられるのは、スクリーンの見過ぎとアルコールの飲み過ぎ、実にシンプルである。乱れた生活に警笛を鳴らしてくれる人体は有り難いものだけど、いかんせん自分自身を見つめ直さなければ視野が…

N.0376 自他ともに言えること

思えばこの数年間、恋愛とやらをしていない。若かりし頃は来る日も来る日も恋愛に明け暮れていた(気がする)。恋人がいなくても好きな人はいた、なんだったらちょびっとずつの「好き」を何人かに分配したりしていた。それが今ではものの見事に感情が消失して…

N.0375 散歩道

歩くときに考えることは、いなくなりたいとか、身体が重いとか、そういうことではなくて、群れをなす雀、人間に慣れすぎた都会の鳩、鳴くカラス、風に揺れる木々、建設途中の高層マンション、コンクリートの感触、すれ違うひと、歩きタバコ、土の匂い、わた…

N.0374 自傷、その傷を愛でて

「変わってしまったこと」 ・サングラスをつけないと外に出られなくなったこと、日光や照明で嗚咽が元気にこんにちは ・人々の声が雑音に感じるようになったこと、耳障りでうるさいなぁとなってしまう ・ただでさえ鋭敏だった嗅覚がいよいよ限界を超えてきた…

N.0373 無理しないでね

これまでの生活習慣を改めて、変わってやるぞと決心すること。それはとても素晴らしいことなのだけど、急にガラッと変えてしまうと心身共に追いつかないことがある。はい、わたしのことですね。運動、運動、身体を動かすことが正義と言わんばかりにこの一週…

N.0372 朝

わたしは一日のなかで一番大切なのは朝の時間だと考えています。起きたては頭がスッキリしているからとか、早起きは三文の徳とか、そういう効果もあるんだろうけど、わたしにとってそれは副次的なものに過ぎない。わたしが考える朝の重要性とは、朝の時間に…

N.0371 あともう少しだけ、

寝る前にご褒美として一本のストロングゼロを飲み干した翌朝、絶望的なまでに睡眠が足りない。眠すぎる、頼むから鳴り止めアラーム、いや、やっぱりわたしを起こしておくれ。思わず二度寝、どうせ数分後に起きなきゃいけない、世の中が随分と暗いものに感じ…

N.0370 人の名を模した花

最近になって思うのです、わたしはただ静かに過ごしていたい。 あれほどまでに大好きだった居酒屋、喧騒が耐え難くちょっぴりしんどい。デパートは人で溢れかえっていて、お洒落で美味しいあらゆるカフェの店内はファッション人で埋め尽くされている。価格が…

N.0369 忘れないでそこにいること

一室の孤独、投げ捨てたスマホ、半分に折れたテレビジョン、一家団欒和気あいあいとして無音。鼓膜に広がる咀嚼音が耳障り、ノイズキャンセリングでさようなら。別れ、食事に味はなく静寂だけがトッピングされている。意味のない人生、意味を見出した人生、…

N.0368 失うことを恐れずに

生きることが大切なものを失うことの連続ならば、もういっそのことやめてしまいたい気持ちになる。でもきっとそれが人生、仕方がないこと。いつだって世界は変わり続ける、わたしは未来に向かって生きている。そんな中であなたに出会えたことを嬉しく思う。…

N.0367 色めいて艶やかに

どうにもならずに、飲んでおる。昼間から独り酒、何とも言えず堪えがたい。べつになにがあったという訳でもなく、やっとあたまの中が片付いてきたから祝い酒。昨日は親しい人と飲んだ、今日はひとりぼっち落差が激しい。酒、ひとりで飲むたびに一体自分はな…

N.0366 書くこと

コロナ渦に屍同然と化していた、わたし。アルコールを飲むこと、馴染みのカフェで本を読むことしか楽しみがなく、ずっと無気力でいた。そんな時に金原ひとみさんの「パリの砂漠、東京の蜃気楼」に出会い、それはもう夢中で読み込み、読み終えたときにはこん…

N.0365 よくできた人間性

わたしは個人的に性悪説を信じていて、人間の根源に渦巻くものは欲望だと思っている。愛情とか優しさとか、もちろんそういうものは存在しているけれど、あくまでそれらは欲望の上に存在しているものである。そして、欲望は暴力的だ。それを制御するために倫…

N.0364 思い込み、思い込み、思い込み、

「死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きることに真面目すぎるから」と歌ったのはamazarashiで、本当にもうこれが痛いほど胸に刺さる。真面目すぎるが故、一時的に脳を解放するためにお酒を飲むのだ、そして翌日に味わう酒鬱、逃れるためにまた今日も酒…

N.0363 曇り空に抱かれて

曇り空が好きです。世界が灰色に染まるあの感じ、太陽は見えず雨も振らない中間地点。なんとなく世界からやる気が根こそぎ削ぎ落とされたようなこの感じ、道を歩く人みんな元気がなく見えるこの感じ、可もなく不可もないこの感じ。 曇り空は、いかなる時も明…

N.0362 壊れたおもちゃ箱

次々と思い浮かぶもの手にとっては辺りに投げ出して繰り返し、余計な玩具であふれている空っぽの部屋。いつか片付けようと思う事は、それを思わない事とほとんど同じで、心にとどまらない、そんなことばかりでまたすこし冷静を失くして。それを入れるはずの…

N.0361 アルコール中毒、

思うに、自分自身とアルコールの相性がよろしくない。どうして簡単な逃避行としてお酒を求めてしまうんだろう。依存、という文字があたまに浮かんだ。手軽でお気楽に飲めてしまうから、本当に本当によろしくない。「勝利の美酒」とはよく言ったものだけど、…

N.0360 to be continued.

ひとりで生きているという実感があって、それが孤独感かと問われるとそうではなくて、なんなんだろうかこの気持ち。へその緒を切断された瞬間にはじめて孤独を味わうわたしたち生命、生まれながらにして独り、死ぬときもまたひとりなのである。最近、だれか…

N.0359 こころの御守り

わたしは嗅覚が敏感に働きます。だから、におい関してのこだわりがものすごく強い、自覚があります。例えば、腐臭であれば誰もが本能的に「臭い」と判断して不快に感じると思うけど、そうではない類の臭い、例えば人間の皮膚のにおいとか、食物とか、生活臭…

N.0358 酩酊の罠

家にウイスキー瓶が一本ありまして、たしか数日前にノリと勢いに任せて購入したジャパニーズウイスキーでして、華麗なるまでに後悔しておりまして、やっぱりあったらある分だけ飲んでしまうから、ごめんなさい勿体無いけど排水口に流してしまおうと思ったと…

N.0357 嫌われろ、勇気

ひとが抱える悩みの9割が人間関係から生ずるものだとよく目にする。わたしはこの説に理解を示すことが難しくて、日常的にあまり人間関係で悩むことがありません。生きていれば人と関わっていればそれはそれは面倒な人、生理的に会わない人に出会うことがたく…