[No.000]

日記以上、遺書未満。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

N.0246 雨の打つ音

休日、特に予定がない日は、誰とも会話することなく一日を終えることが多い。そりゃあそうだ、誰とも会わないのだもの。そこには少なからず”会えない”という要素も含まれていて、何だか強がっているような感覚にもなる。 言葉を発したとしてもカフェで会計の…

N.0245 綿あめのように

朝、目覚めた瞬間から「何もしたくねぇな」に身体が支配されていて、ポツリ呟くも室内に虚しく吸収されていくだけだ。こういうのがたまにある、この場所でも何度か書いている。頭に突きつけられた拳銃みたいな虚無。脳みそが上手く働いていないな、栄養不足…

N.0244 わたしの中の邪悪

「お金がない」「しんどい」「辛い」「苦しい」 こんなことばかり言っていると幸は逃げていくばかりか不幸を呼び込むだけなのに、いつの間にか自分がそのような言葉を吐く人間になっていた。小さい頃から何度も同じことをこの耳が聞いていた。実際にそう言っ…

N.0243 すべての悲劇によろこびを

『人生とは、愛そのものだと思うのです」 あれよあれよという間に深く沈んでいて、それに気づかないまま日常を過ごしているものだから、限界を超えた時に初めて自身の異常が脳にのしかかる。ただ歩いていただけなのに、突発的に叫びたくなった。死にたい! …

N.0242 あんよが上手な昔の話し

見てみてこんなことが出来るんだよ こういうことも出来るようになったよ みんなの中で一番になれたよ すごい? すごいよね? 僕ってすごいよね? あの頃は両親の言葉だけが少年の全てで、あなた達からの「すごいね」や「よく頑張ったね」が欲しくて本当はや…

N.0241 思索するがゆえに

ここ最近、どんどん起きる時間が早くなっていて、午前4時過ぎに目が覚める。5時30分にセットされたアラームが所在無さげで可愛いらしい。二度寝の感覚がとても苦手で、一度目覚めたらベッドから出ることを決めたらこんな風になってしまった。 寝てない自慢と…

N.0240 いくつかの輝き

”仲間を大切にしなさい”ってことを目にしたり耳にしたりする機会が多くて、「そうなんや」程度の空気よりも軽い感覚で身体をすり抜けていたんだけど、最近あまりにも仲間という言葉が入ってくるものだから初めて立ち止まって考えてみる。 仲間ってなんだ?共…

N.0239 明かりの中で泣いている

最近になって、これまで関わってきた人、今はもう関わっていない人ばかりが夢の中に登場して、優しくわたしに微笑みかける。あれ、君ってそんなに優しい人だったっけ?なんて思いつつも夢の中では嬉しそうな自分がいて、不思議な感覚になる。もう会わなくな…