[No.000]

日記以上、遺書未満。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

N.0125 最果てに咲いた花

「作家って、基本的に毎日文章を書いてるはずよな。」 ある日、そんな当たり前のことに気が付いた。これまでは自分の感情が昂った時にだけ文章を書いていた。その段階では”作家になりたい”なんて願望は微塵も無かったけど、何故か急に焦りを覚えた。それが”2…

N.0124 一縷

もう眠くてたまらん。出来ることならいつまでも寝てたいと思うねんけど、現実がそれを許してくれへん。俺達にはやりたいことがあるし、何もせんでも加速的に世界は回ってる。油断したら過去に取り残されてまう。だから、欲望にかまけてる場合じゃない。自分…

N.0123 memo.

「物事を深く考えることは好きだけど、考えを深めたまま日常を送ろうとすると、意味もなく心を消費してしまうよ。」 いつかの私が、このような言葉をiPhoneのメモ機能に残していた。現在の自分自身にとても刺さる一言だ、と思ったけど、常にどこかしらに刺さ…

N.0122 一人で在ること

本を読んでいる人が好き。その人が、というよりも、読んでいる姿そのものが好きだ。そこには一種の芸術性が佇んでいて、読んでいる本が分厚ければ分厚いほど心がゾクゾクする。時折、インターネットで画像検索してしまうほどにその姿を愛している。 勉強して…

N.0121 眠りを求めて

ここ最近、早寝早起きの生活リズムが形成されている。とくに意識していた訳ではなくて、自然と流れ着いてしまった感じ。やりたいことをやり抜く為には、こうするしかなかった。 以前は寝る直前まで酒を飲んでいて、[AM 6:00]を過ぎたぐらいに起床していた。…

N.0120 眼差し

たくさんの人に愛されるより、たった一人から愛されたい。たくさんの薄っぺらいコピー用紙みたいなペラペラの愛情よりも、一つの緻密で重厚な愛が欲しい。そう思ってしまうのは我儘でしょうか。そもそも、愛を受け取る前提であることが既に傲慢で、それでい…

N.0119 no pain no life.

生きていることを実感する為に、痛みを求めている。物理的な痛みというよりも、概念としての痛みを、目には見えない心の痛みが欲しい。 僕たちは、生きているだけでたくさん傷つく。躓いて転ぶこともあるだろうし、突然、すれ違いざまに切りつけられることも…

N.0118 無能人

周囲を見渡せば、皆一様にすごいなと思える一面をお持ちの方ばかりで、圧倒的に自分の力が不足しているような気がする。SNSをちょろっと覗いただけで煌びやかな虚像が我先にと眼球に飛び込んでくるし、現実世界で出会う人間からはその煌めきをより強く感じる…

N.0117 読まれることのない詩歌

愚かな未来に現を抜かす それでも花は美しかった 君の色彩が艶やかで眩しくて 俯きがちなわたしがいる 世界から需要がないことを 必要とされていないことを いつまでも続けている 「滑稽、どうしてそんなに必死に藻掻くの?」 世界を変える必要があるから、 …

N.0116 平静を亡くす

あまり怒らないよね、とか 怒ることあるの?みたいなことを言われる機会がある。 とんでもない、割と怒っている場面が多いと自分で思う。それが自分に対してだったり、赤の他人に対してだったり、世間や社会という抽象的な対象であったりする。種々雑多な怒…

N.0115 アンインストール

脳が悲鳴を上げている。 ここ数日、インターネットに深く入り込み過ぎたせいか、脳味噌が大きく疲弊している。シンプルに情報過多、処理能力の酷使。いつもそうだ、あと少しもう少しだけと言いつつ情報から情報へと移り渡る。最初は目的があって検索していた…

N.0114 Temptation.

居酒屋へ行きたくなる。 夜の中を泳ぎたくなる。 人間は日々の中で大きなストレスを抱えていると、その他欲求を満たすことによってストレスの解消を試みるらしい。食欲、性欲、物欲、大きく空いた穴を埋めようとする。欲望の穴埋めに課金すればするほど、快…

N.0113 優しい人になりたくなくて

他人に優しく在りたいけれど、優しい人とは言われたくない。 自分の考えとして、優しさって少量の愛を配ることだと思っている。相手に与えることによって、自分も与えられる。相手に優しくすること、優しくしたいと思える人は、慈愛に満ちているのだろうか。…

N.0112 項垂れたまま罪悪感

N.0111 傘を持たずに雨の中 - [No.000] 前回に引き続き、今日は身体的にもダウンしてしまった。 定期的に、同じような症状の風邪を引く。クシャミと鼻水が一日中止まらない、身体が物凄く熱くなる、体温を測っても平熱なのに。ビタミン類の栄養を多めに摂取…

N.0111 傘を持たずに雨の中

時々、もう全部投げ出してしまいたい気持ちになる時がある、ってことを定期的に言ってる気がする。 [am 6:00]時点でこれだけ気分が沈んでいるから、夜になったらどうなるのだろうかと未来が恐ろしい。 今日は何もせず、金に物を言わせて自分を甘やかそう。好…

N.0110 美点に触れる

美しさを感じるものが好きだ。美しい書物、美しい音楽、美しい香り、美しい人。そんな美しさ達を渇望している自分がいて、そっと手を添えていたいという思いを密かに抱いている。 美しいって一体何なのだろうか。整っていて枠に納まっていること? そんな訳…

N.0109 在りし日の憂鬱

「あぁ、自分はいまとても”人生”を送っているなぁ。」 そう感じる瞬間が増えた。生活に取り組んでいる実感みたいなものがある。それは即ち生きているということで、自分自身をありのまま感じている、ということでもある。 よく眠って、書いて、書いて、読ん…

N.0108 孤独な街

たくさんの笑顔が街灯なんかよりも眩しくて わたしはその光を直視できないでいた 夏なのに雪が降っていて、 止めてくれよと蝉が泣き叫んでいる 今わたしが大泣きしたとしても、 誰も人の声だとは思いもしないだろう 民家から漂うシチューの香りが食欲を そし…

N.0107 二度目の「またね。」が聞きたくて

「また会いたい」と思われる人ってどんな人だろう。 最近、書店でそのような本を手に取った気がする。 「そんなのは相性次第でしょ」と思い表紙を一瞥しただけで元あった場所に戻した気がする。何もかもが有耶無耶で、どうしてそのことについて書こうと思っ…

N.0106 眼前に迫りくる、地

強迫性障害になってから、外を歩くときは地面を気にしながら歩くようになった。 恐らく切っ掛けは犬の糞を踏んだこと。小学生の頃に一度、成人してから一度、過去に二度犬の糞を踏んだことがある。小学生の頃は不明だが、成人後に糞との邂逅を果たした時には…

N.0105 サーキュラーバーベル

今から書く事はタイトルと何の関連性もありません、どうぞ悪しからず。 今日はよく頑張ったので、プレミアムモルツを飲みながら書いている。自分で”頑張った”って言うのは何か気持ちが悪いな、と少しでも思ってしまう私はまだまだ自分自身に優しさが足りない…

N.0104 一曲リピート

わたしは音楽が好きで、日中垂れ流していることが多い。最近は便利になったもので、Siriに自分の好きな楽曲名を伝えるだけで鼓膜にメロディーが入ってくる。空間を音楽で支配することが出来る。ワイヤレスイヤホンを使えば、片耳だけ装着して仕事中にも聴く…

N.0103 絶望の飼いならし方

二日酔いで昨日を失いました。 めっちゃ寝た、狂ったように眠った。 この数年ほど、ほとんど休肝日無しで毎日アルコールを摂取していた。お酒を飲むことが生活の中で一番の楽しみになっていたし、お酒があるから何とか生きていけるような、そんな気がしてい…

N.0102 脳を刺す、

現代は、情報社会である。 なんてこと言われなくても知ってるわ、って感じですよね。そうですよね。それでも、声を大にして言いたい。 「もう、僕たちに必要な情報はほとんどない」 例えばの話し、これを読んでいるということは生きてらっしゃるということだ…

N.0101 散る為に、咲く

最近、苦しさを感じる時間が少なくなった。 人には人の苦しみがあって、その苦しみを等倍で解釈出来るのは自分だけだということに想い馳せる。 数ヶ月前までが苦しみの絶頂期だったように思う。本当に苦しかった、その嘆きは当時の文章にも反映されている。…

N.0100 過去を笑えば

「私の過去を、少しだけ。」 私は、自他共に認める綺麗好きです。人様から潔癖症と言われることがよくあるけど、正直言うとその響きはあまり好きではない。というか、自分の場合はただの病気であって、潔癖症ではないのだけれど。 綺麗好きではある。清潔な…

N.099 エロチシズム

私はよくエロチシズムについて考えているんですが、皆さんは”エロ”って一体なんだと思いますか?。 [性的興奮?、エクスタシー?、愛故の根源的欲求?] あくまで”エロ”は概念であるから、そのどれもが正しくて、本人が身体や心で感じたことが正解となる。露…

N.098 沈黙の中、わたしの思い

人と話すことが好きだ。 それは共同作業、というよりも共犯関係のような、そんな会話が好きだ。相手が増えれば増えるほど、自分の集中力が分散されてしまうから、出来れば一人の方と深く話しを掘り進めたいと日々思っている。 それでも、複数人での会話が楽…

N.097 太陽の奴隷、月の恋人

夜に対して大きな憧れがある。 夜に駆けるのはYOASOBIで、駆けることなく夜が消えてしまうのが私です。悲しい、とても悲しい。憧れはいつまでも憧れのままで、それに触れることすらままならないのだろうか。私は夜に選ばれなかった、そのことが何よりも心を…