[No.000]

日記以上、遺書未満。

2021-01-01から1年間の記事一覧

N.045 どうぞ、縛ってごらんなさいな

これからの世界を生きていく上で必要不可欠なものとは何だろう? 愛、友情、家族、そんなものではない。 「お金だ。」 最近はお金について考えることが多かったので、自分の考えをここに纏めてみる。 生きる為に最も必要なものといっても過言ではない「お金…

N.044 鮮血とメリーバッドエンド

また今年も、クリスマスが死んだ。 クリスマス・イヴ当日、仕事終わりには何をするべきか、山積みのタスクを眺めながら考えていた。今日はどこに行っても眼前には人間が溢れかえることだろう。周囲を埋め尽くす大量の肌色、それを覆うように着飾られた”カッ…

N.043 燃ゆる彼岸花

「この世の不利益はすべて当人の能力不足」 東京喰種 / 石田スイ 頭の中で考えが纏まらなくて身動きが取れなくなっていた時分、何にもやる気が起きず意味もなくインターネットを眺めていた。Googleの検索窓に”東京喰種”と打ち込み検索をかける。ほとんど無意…

N.042 そこに一輪の花を添えて

わたしには恩師がいる。恩師は高校の時の担任で、3年間変わることなくずっと私の担任でいてくれた。今回は、そんな恩師についての文章を認めたい。 定時制の高校受験に見事合格し(定員割れに等しい合格率だった)、高校生として晴れやかに校舎を踏みしめる…

N.041 私たちが思う以上に、世界は適当な造形をしている

「ごきげんよう」 随分と長い間文章を書いていなかった気がします。書きたいことはたくさん頭に浮かんでくるのだけれど、それを文字に起こす気力が涸れきっていました。「もう疲れた、あぁもういいや」とそんな感じで人生をどこか遠くへ放り投げてしまいたか…

N.040 サブリミナル呪詛

「今日」という一日と自分の相性が途轍もなく悪い、そんな一日がある。 なにやっても上手く進まないし、何もしなくても上手くいかない。そんな中では何もやる気が起きないのだが、だからといって何もしないままでいることは居心地が悪い。”倦怠感”と一言で片…

N.039 本当に空は青かっただろうか

何故かわたしは、周囲の方々から「友達が多いよね」と言われることが多い。「いやいや、そんなことないよ」と返答するわたし、心の内では”本当にそんなことは寸分たりともない”と思っていて。そもそも、友達ってなんなのだろうか。 とも‐だち【友達】 とも‐…

N.038 鼻腔を埋め尽くす酸の臭気に

「絶望を味わう為だけに生まれてきたとすれば、この絶望も悪くないかもしれないな」 つい先日、重度の二日酔いを味わいました。実に一年振りの二日酔いで物凄く辛かった。これまでの二日酔い経験の中で一番の長丁場だったかもしれない。「外飲みは全く酔わな…

N.037 [0570-064-556]

純粋な好奇心から自殺や精神病に関する書籍を読むことが多いのだけれど、いずれも共通して記載されていることは良い意味でも悪い意味でも「家族」が当人に与える影響がとても大きいということ。自殺未遂者に関しては家族との関係性を変えなければ根本的な解…

N.036 穢れ

ごきげんよう。好きなものを詰め合わせた結果、上記の通りに仕上がりました。他人から何を言われようとも、好きなものを好きと叫び続けたい。未来では好きだったものが好きではなくなっていたとしても、好きだったことは忘れないでいたい。好きなものを身に…

N.035 ストロボ現象を目の当たりにして

こんばんは、挨拶ができない人間は全員絶命すればいいと思っています。 最近、わたしの周囲では同棲されたり、ご結婚されたり、ご懐妊なされたり、出産されたり、そういった生活上の変化や人生の岐路を経験されている方が多く見受けられます。大切な存在と家…

N.034 選択的セロトニン再取り込み阻害薬

地球の重力に押しつぶされそうで、日々に活路を見出せずにいる。数日前に経験した、あの爽快感に包まれる日々を取り戻したい。なんてことを考えちゃったりする。枯れている、心の中が枯れているのです。枯れ落ちた花弁が幾らか積み重なれば、フカフカのベッ…

N.033 例えば、僕に需要が無かったとして

なんとなく書きたい、この気持ちを書き出したい。みたいな時ってないですか?。モヤモヤしている訳でも、鬱憤が溜まっている訳でもない、けれども心が”書け”と叫んでいる。そんな訳で、今回は特に命題も定めずに、ここ最近感じたこと/感じていることを書き綴…

N.032 あなたにとっての必要な物

10月に突入したこの世界では、緊急事態宣言が解除されていた。約一か月振りに飲食店でのアルコール提供が再開され、我々は外の空気と雑音を浴びながらお酒を飲むことが可能となった。「よっしゃ、飲みに行くぞ!」と意気込んでいた訳ではないけれど、偶々そ…

N.031 不明確なアイデンティティ

あれ、眠っている間に大麻でも吸ったのか?と思うほどに調子がよい。昨晩はストロングゼロを啜りながら寝落ちしていた。午前5時ごろに目が覚め、気がつけば歯を磨きながら唐突に小室圭氏のことをインターネットで検索していた。そこでまた寝落ちした。よく眠…

N.030 うさぎを殺め、亀へと成り上がる

「モテる男、魔性の女に、早口の人はいない」 ゆっくり動けば人生が変わる / 小林弘幸 私が敬愛する小林弘幸先生の著書より引用させていただきました。この本はわたしの価値観に多大な影響を与えた一冊となっており、何度読み返したことかわかりません。引用…

N.029 明度:100パーセント

今日は一日良い天気で、こんな日には丁寧にアイロンがけされた白シャツを着てお散歩に出掛けたくなるな。日日是好日、わたしはとっても前向きで、上向きの人生を歩んでいる。そして、その過程を楽しでいるんです。朝はフルーツを頬張り、昼は友達とランチ、…

N.028 恋文

体などくれてやるから君の持つ愛と名の付く全てをよこせ 発芽 / 岡崎裕美子 性懲りもなく生きてました。元気かどうかは写真から汲み取って下さい。やっと少しは活力が湧いてきたので、今日は恋慕についてリハビリがてら書き綴ります。 ご存じの方がほとんど…

N.027 夏の沈む音が聞こえる

ごきげんよう、久方振りでございます。しばらく更新が空いてしまいました。それなりに元気で過ごしていました、それなりに。少しばかりの郷愁に身体を支配されてしまう、そんな日が一年に一度わたしに訪れます。それは姉の命日です。その日は死について、そ…

N.026 Obsessive–compulsive disorder

「何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である。」 或旧友へ送る手記 / 芥川龍之介 皆さんは現在不安を抱えているでしょうか?えぇ、わたしは抱えています。そもそも一切の不安感が無い人間など存在しないのではないか、不安があるからこそ人が人の形を保…

N.025 今日はもう眠りにつきたい

「この世の不条理はすべて当人の実力不足」 東京喰種 / 石田スイ 無責任な”生きろ”という言葉が当事者を苦しめていることにまだ気がつきませんか?よほど頑強なメンタルの持ち主でない限り、人は過ぎゆく日常のなかである程度心に傷を負っていくものです。傷…

N.024 有夫の女、ヒポコンドリー性基調

ごきげんよう、窓に幾つもの雨粒が滴っている。わたしは雨が好きです。休日に降る雨が大好きです。何もしない一日に「雨だからね」と理由付けすることが出来る。何か行動を起こせた日には「雨なのによく頑張った」と自分を褒めてあげることが出来る。そんな…

N.023 所詮、感情を持っただけの肉

「人間は探しているものしか見つけない」 娼年 / 石田衣良 ここ最近では、定型化した行動パターンを打破するべく、思いついた事はなるべく行動に移すことを心掛けています。結果的に続かなくてもいい、失敗してもいい、何よりも一歩踏み出すことに意味がある…

N.022 人生の損益分岐点

ごきげんよう、一段と暑い日々が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?わたしは汗にまみれております。…少し表現が汚らしかったかしら、より丁寧に言えば、わたしは全身に汗を纏っております。暑さに弱く、寒さには幾分強い性質でして、わたしにとって…

N.021 夢見るペルソナ

「カオナシみたいな男がいたら 私は絶対好きになるね」 パリの砂漠、東京の蜃気楼 / 金原ひとみ 基本的にインドア派な私ですが、お誘いを頂いた場合には繁華街へと繰り出すこともあります。多くの人間が行き交う繫華街ではたくさんの学びがあります。今季は…

N.020 アベルが見たはずの走馬灯

もしも、この病気が無かったとすれば もしも、両親に恵まれていたら もしも、良き理解者が存在したなら もしも、歪んだ解釈を正すことが出来れば もしも、もう少しだけ愛の温もりを感じることが出来るのなら 妄想も度が過ぎれば病気と成ります。都合の良い理…

N.019 人間不合格者の烙印

将来に向かって歩く事は、ぼくには出来ません。 将来に向かってつまずくこと、これは出来ます。 いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。 フェリーツェへの手紙 / フランツ・カフカ 「何もかもが駄目な一日」というのが時折訪れる。これは自分…

N.018 デジタルポルノみたいな表情だと思った

ごきげんよう、いかがお過ごしでしょうか。 何故か他人から「忙しそうだから」と言われることが多い。寧ろ世間から見ると暇人に分類されてしまう人間だと、自分ではそう思っています。流れゆく日々に対して退屈を感じている(これは以前にもお話ししましたね…

N.017 ピエロは今日も嗤う

もう一度会いたくなる人、それはまぎれもなく、話を聴くのが上手い人だと思う。聴くことによって、話させることによって、相手を手に入れてしまう人だ。 でも、そういう人の話は、いつ誰が聴いてあげるのだろう。 「いつか別れる。でもそれは今日ではない / …

N.016 リハビリテーション

「我思うから我があるんだと思う?それとも我があるから思うんだと思う?」 コンスキエンティア / 金原ひとみ また一つ、年齢を重ねることに成功しました。今年度の目標はあるかと問われたので、「文豪になります」と言ったら失笑された。文豪でなくてもいい…