[No.000]

日記以上、遺書未満。

N.033 例えば、僕に需要が無かったとして

 

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 なんとなく書きたい、この気持ちを書き出したい。みたいな時ってないですか?。モヤモヤしている訳でも、鬱憤が溜まっている訳でもない、けれども心が”書け”と叫んでいる。そんな訳で、今回は特に命題も定めずに、ここ最近感じたこと/感じていることを書き綴りたいと思います。(後日、削除するかもしれません)

 

 

 はい、何度だって言ってやりますけど、外で飲む酒が一番美味い。イエノミと比べると酔いの回りが遅いもんだから、その遅さを飲むペースの速さで補います。「なんやこれ、全然酔わんやん。」と高を括っていたことを前記事でも申し上げておりましたが、なんせ私も人間です、ある一定数の杯数に達した時には完全に酔っ払いと化しておりました。もう一段階酔っ払いレベルに拍車がかかると翌朝には現場での記憶を喪失し、二日酔いで半日程度動けない状態になるのですが、今回はしっかり記憶も残留しており、6時頃起床で会社へと足を運んでいました。

 

 「偉い、偉すぎるぞ自分」と私の中のもう一人の私が、私を激励しながら仕事を進めていく光景を一言で表すならば「戦場」でしょうか。とにかく、眠りたい、誰かが寄り添ってくれれば最高だ、なんてことを考えながらダラダラとマイペースに仕事を進める。当日はたまたま人員が少なかったこともあり、「こんな日に限って忙しくなりそうだ」と思っていると、案の定予想外のトラブルが発生しました。もう、一周回って面白くなってきちゃって、「まぁ、なんとかなるやろ」と思いつつ、冷静を装いつつヘラヘラしながら適当に対応。その後も下ネタと意味の無いジョークを社内に撒き散らし、ダラダラしながら適当に積もるタスクを殺害していった。そうすると、いつもより早く全ての仕事が完了した。定時まであと2時間程、時間的余裕がある。「なんやこれ」と思う他ないですよね。一生懸命に、真剣にやった時には定時内ギリギリ、もしくは定時に間に合わない場合もあるのに、家に帰って眠ることしか考えずにダラダラとマイペースでやった時の方が仕事効率が良いだなんて、最大級の皮肉だと思う。早く終わったことは嬉しいけれど、その反面悔しさがあるというか、その時に世界の神髄を感じた気がしたんです。”肩に力が入っていると、その力が重みとなって動きが遅くなる”ということに触れた瞬間でした。

 

 余った残りの2時間。その頃には眠気も何処かに吹き飛び、残留していたアルコールも体外に排出されていた。至って元気な素面人間となっていました。あまりにも暇すぎるもんだから、「掃除でもしようかな~」とか考えていたのですが、最終的にポテトチップスを買ってきてバリバリと音を立てながら貪り続けていました。普段あまりお菓子を食べないだけに、いざ口にすると美味しい。完全にストロングゼロを飲んでも通ってしまう雰囲気だったけれど、それは帰宅後の楽しみとして残しておいた。社会人としての精神が、辛うじて私にも残っていたようです。

 

 

 上述した通り、わたしが勤めている会社はかなり自由な社風です。髪型服装自由は勿論のこと、ピアスやタトゥーも勝手にしてろというスタンスです。やることさえやっていれば、ある程度自由にしていい、といった感じです。ここだけ見れば最高じゃないですか?。ここ最近の風潮として、”ホワイト企業に見せかけたブラック企業”が囁かれていますね。「居心地の良さを提供する代わりに、高いとは言えない賃金で長年に渡って労働力を搾取する」といったものらしいです。わたしが属する会社もそれに該当すると思っています。というよりも、正にそうだろうと確信を得ている。そういった会社は「若いうちはいいけれど、ある程度年齢を重ねた時に地獄を見る。」といった意見をよく目にします。それも至極真っ当なことだと思う。けれども、そういった会社こそ適合する人間がいることも事実です。たとえ、低賃金で労働力を搾取されていたとしても、本人が満足していればそれでいいじゃないですか、と思うんですよね。

 

 事実として、現在のわたしは決して高収入とは言えません。同年代で集計した場合には、平均より下に位置するのではないでしょうか。それでも、私はこうして生きています。それも貧しい思いをする訳でもなく、割と贅沢をしながら生きている。欲しいと思った本は金額関係無しに必ず買うし、少しでも興味が惹かれた映画は必ず観る、スポーツジムに通っているし、週2回ほど温泉に通っていて、毎日酒を浴びている。これを書いている現在でも、「家から出たくないからマックデリバリーを頼もうかなぁ」なんてことを考えている。それでも、生きていけています。こんなことを言うと、「独身だから出来ることだろう」と揶揄されるかもしれません。それは真言であり、最も正しい意見なのかもしれない。しかし、どう足掻いたとしても、わたしは現在進行形で独身なのです。しばらくの間は贅沢をして生きていけると考えると、それこそがこの上ない贅沢なのではないでしょうか?。

 

 こんなことを言うと、「そんな刹那的な思想はいずれ破綻する。」と言われそうですね。世の中には、とても良い部分があるのにも関わらず、悪い部分だけを拡大解釈する一定数の人間が存在しています。例えば、この場合”紫外線”がいい役割を担ってくれます。人間が紫外線を皮膚に浴びると、「光老化」といった現象で皮膚が乾燥し、最終的に肌が劣化します→これが皮膚のシワやたるみを引き起こすのです。そして、メラニンが生成されることにより肌が浅黒くなる(今回は簡潔に説明しています。深く言及すれば違う表現になると思うので、異論は認めます)。この点だけを搔い摘まめば紫外線は老化と直結する為、「出来得る限り避けなければいけない存在だ」、といった考えに陥る方が多いと思います。しかしその反面、人間は一定数の紫外線を浴びることによって体内で「ビタミンD」が生成されます。このビタミンが継続的に不足し続けた場合、うつ病の発症率が大幅に上がります(一説によると、国民の自殺率と日照時間が関係しているといった研究データも存在しています)。美白至上主義は個人の自由ですが(わたし自身、白い肌は美しいと感じています)、限度を超えてしまうと相応のリスクがあるものです。勿論、紫外線を浴び続けた結果、皮膚がんになったケースも多く確認されています。こんなことを書いて何が言いたいのか、それは「物事には光と影が表裏一体だ」ということなんです。

 

 

 極論ですが、「もう何もかもに対して本人が納得していればそれでいいのではないでしょうか」。投げやりでしょうか?いいえ、これが考えた末に出したわたしなりの答えです。リスクを承知した上で現在を繰り返すのであれば、それは本人の責任です。近い将来どうしようもない状態になったとしても、それはすべて本人の責任なのです。被害者は誰ひとりとして存在していないんです。それらのリスクを承諾した上で、その選択の道を歩んでいくのならば、それは素晴らしいことなのではないでしょうか?。

 

 わたし自身、規定が厳しく決まっている会社では能力を発揮することが出来ないことを、理解しているつもりでいます。[自由な社風が合っている/他人に合わせることが合っていない]、ただそれだけのことなんです。わたしの将来のことを心配して下さり、転職を勧める方が一定数いらっしゃいます。その御好意だけはこの胸で頂戴しますし、心配していただけることは本当に有難いと思います。けれども、私にはわたしの考えがあり、やり方、そして生き方が在ります。「それだけが全て」であり、本当にただそれだけなのです。

 

 よく他人から”マイペース過ぎる”と言われることがあります。それが嘲笑なのか揶揄なのか、そんなことはどうだっていい。人生の歩みとして一歩を踏み出す中での、自身の配分を限りなく厳守する。他人に合わせるぐらいなら、死んだほうがマシだろうと考えています。アダルトチルドレン、社会不適合者、何とでも罵倒して下さい。その罵声でさえも、私は文章の種へ変換する自信があります故に。

 

 

 世の中にはあらゆる情報が存在しています。その情報があなたを救う事もあれば、あなたを刺すこともあるでしょう。溢れ零れる情報源に振り回され、人生を終えるなんて虚しくないですか?。それらの情報を吸収した上で何を吐き出すのか、何を留めた上で闊歩していくのか、それは私の、そして貴方の、各々が背負う責任です。

 

 

 その上で「なんとなく幸せ」と言えた時には、それこそが真実だと、胸を張り生きていくことが出来るでしょう。