[No.000]

日記以上、遺書未満。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

N.0475 無駄を抱いた者

ちょっと日常が煩雑としていたので、出来る限りシンプルに暮らしてみる。朝一番に書く、本を読む、運動する、仕事する、ちゃんとしたご飯を食べる、お風呂に浸かる、ノートを書く、なんも考えず早めに寝る。一人でお酒は飲まないこと、どこまでも鬱が押し寄…

N.0474 囀り

起き抜けに窓を全開にして室内の空気を入れ替える。既に外がほんのりと明るい5時と明け方。鳥がどこかで鳴いている、きっとそれはそれは小さな鳥。なにも考えずに深呼吸、さえずりを聴いている時間が好きだった。自然が奏でる音楽、人工的な車の走行音、吸っ…

N.0473 愛情不足とは

「たとえば、痛みそのものが生きることの定めならば、わたしは何もかも全てを手放したいと願うでしょう」 こんな感覚、久しぶりだな。自分のこと大切にしたいと思って生きていたけれど、押し寄せる反動があまりにも大きすぎて、どうしようもなく困ってしまう…

N.0472 空っぽになれ

「あれ、なんでスマホ持ち歩いてるんやろ」 ある日の通勤電車、ふとした瞬間に頭に浮かんだ疑問。電話以外の通知はシャットアウト、日に二度の連絡確認、動かないままのLINEとトーク画面。「何かあったらどうするの、連絡がとれないと困るから持ち歩きなさい…

N.0471 暮れてゆく

目覚めると机上に佇むストロング缶。確か昨晩はYOUTUBEを眺めながら寝落ち、食事はもちろんジャンクフード。誰とも話さない一日は、心が絞められるようで息苦しい。なにもかも忘れたくて、結果としてドーパミンの奴隷になる。そんな、生き方。定期的にこうい…

N.0470 もう全部なにもかも

吹く風、降り注ぐ日差し、揺れる洗濯物。公園の笑い声はいつまで経っても鳴り止まなくて、どこか永遠を彷彿とさせる。孤独だ、と思う。一人で歩いていることがそう思わせるのではない。眩しい光がわたしを錯覚させているのでは、ない。期待してしまうのだ、…

N.0469 変わらないもの

「流行は変化していくもの。だけどスタイルは永遠」 ココシャネル 思えばこの数年、身に着けているものがほとんど変わっていない。 黒のTシャツ、黒のスキニージーンズ、腕時計、指輪、ピアス、サングラス。冬はTシャツがタートルネックになる。同じ服を複数…

N.0468 憂さ晴らし

お酒を買った。そのほとんどが排水口に流れていった。液体そのものが無意味、いまの自分には必要のないことのように思えた。なにやってんだろ。なにもやってないんだろうよ。刺激を見出すためにアルコールへと手が伸びる。もっと、静かに暮らせればよかった…

N.0467 鏡合わせ

人は何が出来るかで判断されがちだけど、出来ることが少ないからこそ与えられるものってあるんじゃないか。そんなことを渦の中で考えていた。 たとえば、年収一千万円の人間がいたとして、これは高収入の部類でいわゆる「すごい」だったり「稼ぐ力」を賞賛さ…

N.0466 それはいつも突然に

恐ろしいほどに急激に希死念慮、マジでビビるからやめてくれ。家にいると時間に押しつぶされそうになるので、外に出た。食欲は、ある。無性に誰かの手料理が食べたくなって、手作りカレーを謳っているカフェに足を運ぶ。スーパーで売られているお惣菜も、お…

N.0465 夢でみた顔

夢のなかに登場する人間の顔は、これまでに見たことがある人間であるらしい。まぁ、当たり前といえば当たり前なんだけど、それでも全然知らない人が夢に出てくることがある。きっとその人も過去にどこかですれ違ったり、信号待ちの時だったり、視界に入った…

N.0464 美しい体温

誰かと話しがしたい。でも、それが誰なのかわからない。彼なのかもしれないし、彼女なのかもしれなくて。はたまたそれが自分自身だったりもする訳で、要するに孤独と沈黙に耐えられなくなっている。会話がしたい、という欲求。もうお酒とかコーヒーとか必要…

N.0463 私至上主義

「あなたが私のことを好きかどうかなんてどっちでもいいわ。私は私のなりたい姿になるのに忙しいから」 ココ・シャネル 他人の目ばかり気にして生きるなんて、マジで馬鹿げてるし下らない。昔からおかしいと言われてばかりの人生でした。変わってると、狂っ…

N.0462 演者として

起き抜けから何となく失望。朝が一番エネルギーに満ち溢れているはずなのに、現時点でその大半を見失っている。インプットが足りない予感、憂鬱の中で求め続ける芸術、孤独死のススメ。完璧主義がわたしの人生を阻害する、もうやめて現れないで、なんて見な…

N.0461 喉にスコッチ

ごちゃついた頭の中、思考が上手くまとまらない。常に思考がスッキリしていたい、というのも一種の強迫観念なのだろうか。こんな時、上手く身動きが取れなくなる。視野が内側ばかりに狭まって、なんとなく行き詰まり感。どうしようもないことをどうしようも…

N.0460 杞憂

予期不安ばかりに苛まれて、全く身動きがとれなくなってしまうより、先ずは行動して、最後には傷だらけになっている。そんな生き方がしたい。いや、そんな生き方をする。なにもかもに恐れを見出して、身体の動きを重くしている。あたまの働きが鈍くなってい…

N.0459 色濃く流れる日々の中で

気が付けば世間では五月病、GWなんて存在しなかったわたしにとっては幻の病である。仕事、嫌いじゃないから全然いいんだけど、流行り病に罹らないから全然全然いいんだけど、心の底が見えなくなる瞬間があって、それが何とも言えずに恐ろしいのだ。立ち止ま…

N.0458 深く死んで、

海の底に沈んでいく、そんなイメージの中を生きている。水面に差し込む陽の光、とってもとても眩しくて、水の中ぐらいがちょうどよかった。生温い水温に身を包まれ、誰からも見つからないまま、ひっそりと、静かに。昨日が今日であればよかった、今日が明日…

N.0457 ゆっくり生きて、

生き急ぐことが必然とされる世の中、情報の濁流、停滞したあたまの中。どうか、ペースを落としてゆっくりと。そうすれば移り行く風景が見えるようになって、自分自身のことが見えてくる。本当はどうしたいのか、一体わたしはなにがしたいのか。そんなこと自…

N.0457 そんなことわかってる

頑張っている人に「頑張れ」と声をかける行為ほど残酷なものはないと思っているんだけど、だとすればこの場合、どのように声をかければいいのだろうか。「頑張ってるね」かしら、「もう充分に頑張ったよ」かしら、「頑張らなくてもいいんだよ」なのかしら。…

N.0456 俯いて、清らかに

ちょっと生活がハイペース、立ち止まる時間が全然なかった。なにかしていなければ壊れてしまう、そんな強迫観念に苛まれて候。自分とはなんだ、世界とはなんだ、他人とは一体何なのだ。鏡と向き合い続けること早や数か月、本質に近づいた感覚ではいるけれど…

N.0455 破滅願望

生きる。そう決意しても理解を示そうとしない自分の中にある破滅願望。やっと自分と向き合えるようになったのに、決してそのことを許してはくれない。しちゃいけない、やらない方がいいことを、一生懸命取り組むようにわたしの本心を破壊する。もうこんなこ…

N.0455 虚空を見つめる

ある日のこと、通勤で利用する電車内を見渡してみると、9割の人間が首の角度45℃をキープしていた。その割合にはわたし自身も含まれており、大抵の方がスマートフォンに眼球を奪われている。その光景が異常に感じた、少なくともわたしのなかにある感性が警笛…

N.0454 人が変わることなんて

人生、昨日までの積み重ねが今日を形作っているのだとすれば、昨日と同じ繰り返しで今日を終えることは、変わらないままを意味している。人が変わりたいと願うとき、祈るだけでは意味がない。行動が伴わなければ、人は何一つ変わることができない。 この数年…

N.0453 役者

成りたい自分の理想像、すでに手にした感覚で生活する。富が欲しければ、既に自分は富んでいると思って生活する。余裕が欲しければ、既に余裕を獲得していると思って生活する。愛されたければ、既に愛されている自分として生活する。そうすると、なんだか心…

N.0452 旧友からの手紙

なんとなくこのままではいけないような危機感がずっとあって、変わることばかりに意識が向いていた。変わろうと思わなければ、人間は変われない。そうして少しずつの変化を毎日積み重ねた結果、自他共に認める変化が内側からその芽を出している。 表現に関し…

N.0451 かつての繁華街

ふたりの友人と会った。彼女たちとは気が付けば七年越えの付き合いで、出会いは当時通っていたバーカウンター。一人でジントニックを飲みながら本を読んでいたわたし、帰ろうとしたら同じくカウンターで飲んでいた二人に呼び止められ、そのまま一緒に飲むこ…

N.0450 導かれるままに

インプットに対する不足感が猛威を奮う。良い映画を撮りたければたくさん映画を見る必要がある。良い本を書きたければたくさん本を読む必要がある。良い音楽を作りたければたくさん音楽を聴く必要がある。腹の中に”何か”がなければ、吐き出すことは叶わない…

N.0449 優しい自分になりたくて

優しさってなんだろうか。先日、友人と話しているときに考えていた。「僕と仲良くしてくれる人はみんな優しい」なんて無意識に発した一言が鏡越しの自分に突き刺さった。それ自体は事実、本当に皆さん優しいのだ。温かいなぁって思ってる。その温もりこそが…

N.0448 失う前に気づきたいこと

そんなことばっかりだなと思う。大抵のこと、気付いた時には手遅れなのだった。日々のなかを通り過ぎるたくさんの人、出来事、感情の動き、愛に似たなにか。側にあることが当たり前になって、当たり前というやつは人間の感性を鈍らせるもんだから、少しずつ…