[No.000]

日記以上、遺書未満。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

N.0501 軽やかな自傷

どうしてこんなにも簡単に自分のことを傷つけるのだろう、傷つけなければ気が済まないんだろう。そんなことを思いながらも止まらない左手が憎かった。右手は知らん顔で助長的、わたしの頭は一体どうなっているんだろう。心と身体の解離が本当に激しくて、自…

N.0500 宝石を映す鏡

まだまだこれから続いていく感じもするし、何となくもうすぐ終わる予感もする。既に出会った人、まだ出会っていない人、これから出会う人。自分自身とは?みたいな自己探求よりも、他人とは?ということを考えている時間の方が面白い。 以前にも書いたと思う…

N.0499 背骨が鳴く

どうにも調子が優れない時は、背中が丸まっていることが多い。やはり心と身体は連動しているみたいで、背筋を伸ばすのが難しいのだ。肩甲骨が閉じた状態では呼吸が浅くなり、生活に覇気が無くなる。そうなると起きた出来事をありのままの状態で受け取ること…

N.0498 わたし、私、ワタシ

大きく変わろうとしているわたしのことを、これまでのわたしが必死の形相で引き留めようとする。変わりたいわたし、変わりたくない私、右から、左から、心を引っ張られて身体が引き裂けてしまいそうだ。 これぞ正しく恒常性、どうして人はこんなにも面倒な構…

N.0497 ただ一つの願い

精神病に関する動画ばかりをYOUTUBEのアルゴリズムがおススメしてくる。ちょびっと検索しただけなのに、他にもこんな病気がありますよって。別に教えてくれなくていいんだけど、とは思いつつも、表示されたサムネイルを何となくクリックしてしまうのが人間の…

N.0496 雨と観測

窓の外で降る一つ一つの雨粒を想いながら、打ち付けられる音を聴いている。どうしてこんなにも自然は美しいのだろう。それと同じぐらい、どうして自然は恐ろしいのだろう。時として現象は残酷だ、いとも簡単に人の命を奪ってゆく。それさえも生命としての定…

N.0495 夏が脅迫する

あれ、夏ってこんなに眩しかったっけ? と思うほどに世界が明るくて蒸し暑い。端的に言えば地獄である。高温多湿に拍車がかかる地球温暖化、日本。100年後は溶けてるんじゃないの? 馬鹿になった頭で考えてみるも、生乾き臭が充満する満員電車がわたしの人生…

N.0494 お手軽な幸福

現代では娯楽にほとんどお金がかからなくなった。本は一冊千円程度、図書館を利用すれば無料で読むことも出来る。映画は動画配信サービスに入会すればこれまた千円程度で見放題。音楽も配信サービスで千円程度、YOUTUBEならPVを無料で閲覧できる。煙草やらお…

N.0493 唇の温度

唇の皮が剥けて痛い。季節問わず剝がれ続ける永久機関、栄養がごっそり足りていなかったりするんだろうか。リップバームを塗らなければ、塗らなければと思いつつも寝落ち。塗らなければと思いつつも仕事、それこそが生活。少し油断するとズタズタになってい…

N.0492 包容のメロディー

鳥のさえずりで目覚めた朝は、なんだか少しだけ心地よかった。自分が自然の一部分になったような、そんな感覚。いくら眠っても不足気味の睡眠がわたしのことを生かそうとしている。何の為に生きてるのって。そんな理由なんて存在しないのに、いつまでも心臓…

N.0491 失望としての一日

壊滅的な一日を過ごしてしまった。なにもかもが滅茶苦茶で、自分らしさの欠片も見当たらない。もう全てがぐちゃぐちゃなのであった。わたしは私を見失って、一体どうしてこんなにも自傷的に生きてしまうのだろう。自己肯定感とやらが低いからだろうか。孤独…

N.0490 寄り添い

たとえば、誰かに「頼むから生きておくれ」と懇願されたとする。「もうまったく、しょうがないなぁ」なんて言いながら、わたしの顔は引き攣っているだろう。そんなやり取りを妄想する。非現実的であることが救いであった。健やかな生を願うことはあっても、…

N.0489 ネガフィルム

耳をすませば雀の鳴き声、彼らにも共通言語があるのだろうか。音色をかき乱すように人間の泣き声、今日もどこかでまた一人誰かが悲しんでいる。その姿を見せないように、一生懸命に自分を偽っている。わたしたちは翼を持たず、自由に飛び回ることが出来ない…

N.0488 詩人

いくら眠っても睡眠が足りないと感じる、身体からのメッセージをずっと見ないフリしてきた。またもや自分を蔑ろにしている。いまは波が落ち着くまで淡々と日々を過ごすこと。栄養があるものを食べて、仕事をして、好きな本を読んで、ゆっくりと眠ること。思…

N.0487 孤室のなかで思うこと

久しぶりに体調が崩れました。連続した暴飲暴食によるものかもしれない。なんだか無気力で運動していなかったからかもしれない。生きることを見失っていたからかもしれない。こうなってはじめて健康の有難みを再認識するなんて人間は愚かだ。なーんにもやる…

N.0486 無駄の本質

「これは僕の個人的な解釈に過ぎんのやけど、この人生そのものが無駄であると思ってる。これは決して自分を卑下してる訳でも、悲観的な訳でもない。あくまで客観的に世界を捉えた時にそう感じてさ。でも、ぜんぶ無駄やからこそ、開き直って気楽に生きられる…

N.0485 明るい表情

「調子はどう?」って聞かれた時に、「うん、死にたい!」って明るく言えるような、そんな人間になりたかった。いなくなることを願いながら生きること、決して悪いことではない。色んな考えがあって、色んな生き方がある。今日という一日に感謝することもあ…

N.0484 火薬を飲み込む

なんとなく、何にもしたくない日があって、これがいわゆる無気力である。今日一日はなんにもしないと決めて、ただベッドに横たわる虚無と時間は、人生を浪費している感じがして心地良い。たまにはこんな一日もいいかもしれない、ずっと動き続けていると疲れ…

N.0483 まぁいっか、

今日は何を着ようかしらとか、好きなあの子にどう思わているかとか、仕事のことや家族のことでさえも、広い視点から見ればどうでもいいことなのであった。宇宙から見ればわたし達人間はミジンコ同然の存在で、丸い星の中でちょこちょこと蠢いている。それな…

N.0482 自己啓発を壊す

成功するためにはこうした方がいい、ってことがたくさん書かれてある本。自分を高める、いわゆる自己啓発書をこれまでにたくさん読んできた。勉強というよりは一種の趣味みたいになっていて、何となく気になる本があれば購入して読みまくった。 いまとなって…

N.0481 あたまの中の娯楽

スマホも、本も、お金も、なにも持たずに外を歩いてみる。なにをする訳でもなく、どこか行く当てがある訳でもない。ただひたすらにゆっくりと歩く、無意味であることにこそ意味がある。様々な雑念が浮かんでくるけれど、なにも判断を下さずに眺めること。そ…

N.0480 気にしないでそんなこと

気にならない、というのは一種の才能だ。生きている中でほとんどのことが引っかからないのだから、必然的にスムーズに進むことができる。周囲にもそんな方がいるけれど、本当に羨ましい限りである。悩みが無い人なんていない、それでも随分と生きやすそうだ…

N.0479 あぁ、もう全部うるさい

なにもかもが上手くいかない時、下手に抗わずジッとしている方がよかった。 再び人生が軌道に乗るまでは、コツコツと日常を積み上げていくことが最善だった。パニックになって、もう嫌だとなって、自分自身を放棄することは簡単だけれど、それじゃあいつまで…

N.0478 水面の踊り子

精神が揺らいで不安定な時は色んな意味での「余裕」を求めていて、ブレない自分軸が欲しかった。さようなら、と伝えることも叶わない。何もかもから目を背けるような生き方が、浅い呼吸を作り出している。消失。右へ倣え、世の流れが本当につまらなく感じて…

N.0477 永遠の仮面

いつかいなくなることは確実なのに、わたし達はまるで永遠のような顔をして今日を生きているね。家に縄が無くてよかったと思う。思わず永遠を終わらせてしまうところだったから。つかの間の休息とやらは本当に一瞬の出来事で、カムバック憂鬱、笑顔と失望感…

N.0476 鬱梅雨

雨が教えてくれたことはたくさんあるけれど、それでも梅雨の時期だけは受け入れがたくて、何とも言えない憂鬱が空気中に蔓延している。エアコンという名の、除湿器という名の、サーキュレーターという名の、文明の利器に頼らざるを得ない。現時点で既にがっ…