[No.000]

日記以上、遺書未満。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

N.0231 病みの中にある幸福論

一か月ほど前まではもう勘弁してくれよと思うぐらいには心が蝕まれていた。 現在は心を病んでいるというよりも”ずっと考え続けている”といった感じで、適度に脳が疲労していて心地が良い。夜もよく眠れるようになった。自分でも何故だかわからないけど、唯一…

N.0230 ひとは水に浮くように

一番なりたくないものにひとはどうして 最短距離でなってしまえるのだろう 回春 / 女王蜂 なりたい自分となりたくない自分。なりたくない姿から遠く離れることって難しいよな。気が付けばなりたくなかった自分にたどり着いていて、そんな現在を認められない…

N.0229 冷たい眼差し

死んだ魚の目とはよく言ったものだけど、果たして生きた人間の目ってどういうものなんだろうか。 赤子や小動物を眺める時や、愛する家族や恋人を見つめる時の瞳がそれに値するのかな。だとすれば、”それ以外”の時間は、愛しさが視界に在らぬ時間はずっと死ん…

N.0228 決まりの悪そうな顔をして

なんとなく、疎外感を味わいたい日がある。 そんな日が気まぐれに訪れる。きっとそういう時は日常に飽き飽きとしているんだろう。空間の中で完全に浮きまくっているあの感覚の愛しさ。完成されたコミュニティからの断絶、それでも場に留まり続けなければなら…

N.0227 夢の中の骨

自分でも過眠症なのかと思うほどに眠くて眠くてたまらない。心はある程度安定しているのに、気が付けばブログを一週間更新していなかったし、この一週間をどのようにして生きていたのかさえ曖昧でいる。ずっと働いていたような気がするし、何もかもを投げ出…

N.0226 夜の中で

仕事からの帰り道、何となく直帰することが出来なくて、昔恩師によく連れていってもらった居酒屋に立ち寄ることにした。普段乗ることのないJR西日本、電車を乗り継いで最寄り駅に到着する。改札をくぐり抜けた途端に世界が少しだけ広がるようだった。それと…

N.0225 自由の代償

自由になりたいと人は言う。わたしも同じことを思っていた。 自由を得る為に部分的な不自由を選択しなくてはいけないのなら、その自由に本当の意味合いは含まれているのだろうか。そもそも自由ってなんだ?経済的、精神的、時間的、人間的、音楽と同じで自由…

N.0224 弱い心と強い身体

突然の発熱から大きく体調を崩した。 同じ服を着て、同じ物食べて、同じ時間に寝て起きて。そんな繰り返しの毎日を送っていると、些細な体調の変化に気付くようになる。徐々に加速する倦怠感に動物としての本能が『ヤバい』と訴えかけていた。その夜は飲み会…

N.0223 静かな鼓膜

わたしは初めてCDを買った十歳の頃から、一日の大半を音楽に埋もれながら過ごしている。 J-POPから始まり、ヴィジュアル系、ハードコア、EDM、ジャズ、クラシック等々。年齢を重ねるにつれて触れる音楽にも移ろいが生じた。特定のジャンルに精通しているかと…

N.0222 頑張らんでええ

上手く言えないけど、気持ちが落ち着いている。 その代償として日常から刺激が消えてしまった。その点においては好きなだけ酔っ払って一人きりでとち狂っていた以前の方が、幾らか楽しかったように感じる。人生において刺激は大事だ、けれども必須という訳で…

N.0221 ありのままの一日

昨日は急に心が不安定になったから、21時過ぎには眠りについていた。頭の中がこんがらがっている時は、とにもかくにも眠ることが一番だ。翌朝には案外平気になっていることもある。そうでなくても眠っている間は余計なことを考えずに済む。眠れるなら、眠っ…

N.0220 白目の中の渦

こんなにシラフでいるのはいつ振りだろう なんて思ったものの、 数日前に飲みに行ったんだけど なんならこれが投稿される頃には 今日の飲み会を終えています ひとりでお酒を飲まなくなった 一人では正気です 噓をつきなさんな、 昨晩は久しぶりにストロング…

N.0219 夕暮れに焼かれて

夕暮れ時、友人と並んで歩いていた 空が明るみを沈める頃合い、視界の右端が赤く染まる。 「見て見て、雲が真っ赤や」 「ほんまやなぁ、綺麗」 「今日限りで世界が終わるような色してるな」 「終わらん終わらん 笑」 「けどさ、もしほんまに世界が終わるんや…