[No.000]

日記以上、遺書未満。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

N.0162 アンチ・コミュニケーション

自分の殻に閉じこもるようになって、他者とコミュニケーションを取ることが少なくなった。最低限の会話、最低限の関わり合い、自分と他者との間に天にも届くほどの大きな壁を作った。それでいい、それでいいと思っていたのだけれど、最近は少しずつ気持ちが…

N.0161 脱皮

最近、目が覚める度に人格が変わっている気がする。 とてつもなく陽気な人格、陰キャの極み乙女な人格、神経質過ぎて身動きが取れない人格、ただ無鉄砲に突き進む人格、ひたすらに体温だけを求める人格。 誰しもがそんな感じなのだろうか。単純に気分の乱高…

N.0160 青

最近は心が荒んでいて鬱々としたことしか書いていなかったから、たまには日記的な感じで深く考えず気楽に書いていこうと思います。 随分と肌寒くなってきましたね。肺の中が丸々入れ替わるような冷たい空気に癒されています。冬が好きで、夏が嫌いだ。この話…

N.0159 落花

いつかは終わる、あなたもわたしも。 いつまでもこの苦しみが続いているような気がして心臓が痛い。終わりが見えないから苦しい。最終地点にたどり着いた時、一体わたしは何を思うのだろう。 「まだ終わりたくない」という未練、「やっと終わった」という安…

N.0158 踊るように生きろ

軽やかに生きること、不器用にステップを踏みながら。 「もっと気楽に生きていこう」なんて言葉にするのは簡単なのに、どうして頭の中を複雑にしてしまうのだろうか。わたし達は何かに縛られることを望んでいたり、規約の中にこそ自由があると思い込み勘違い…

N.0157 本を読む女の子

最近冷えるせいだろうか、感情の乱高下が甚だしい。 皆さんはいかがお過ごしでしょうか。体調に変わりはありませんか?。心臓がキュッと締め付けられて呼吸がままならない日々を過ごしているけれど、そんな中でも愛されることを願っている自分がいる。そんな…

N.0156 そのどちらでもない

何事も極端が過ぎると胸が苦しくなってしまう。 ポジティブでもネガティブでもない、ニュートラルで生きていたい。出来る限り心の平静を保ちたい。その思いはやがて”決して乱れてはいけない”という強迫観念に変わり、自身の心臓を締め付ける。 ”不器用だなぁ…

N.0155 鳩

道端に吐瀉物が散乱していた。きっと誰かが飲み過ぎて吐いたのだろう。 その吐瀉物を鳩が突いていた。平和の象徴である鳩がゲロを食べていた。食べ物が含まれているから栄養摂取は出来るかもしれない。しかし、心の中に痛みが深く刻み込まれる。鳩に対して同…

N.0154 雨を想えば

いついかなる時も不安はわたしの側を離れないでいて、消えゆく眼前の光に絶望している。ずっとそこに居座り続ける、その姿は最早わたしよりも私らしいのではないかしら。 気が付けば存在していた、いつの間にか住み着いていた。不安こそが何よりも私をかき乱…

N.0153 徒然として

「あっ、死にたいと思った。」 ひとが人の形を保つには、ひとの体温が必要不可欠だろう。みたいなことを気が付いたら書いていたのだけど、酔っ払っていてよく覚えていない。書くためにわざわざアルコールをぶち込んだのに、結局飲み過ぎてまともなことを書け…

N.0152 赤子が泣く

例えば、周囲に不機嫌をまき散らしている人間がいたとする。「もしかして自分のせいで機嫌を損ねているのかしら」と真面目な人間は不安になる。しかし、単純に相手が”不機嫌になる”という選択を取っているだけであって、その選択に対して当人以外は介入の余…

N.0151 癒着

傷口の向こう側から私を見つめる一つの眼球。気づかないフリをして生きているけれど、どうしても気になって見てしまう時がある。そういう時は、ずっと互いの視線が合わさっていて、両想いなのかと勘ぐってしまう。この傷口が塞がると、この視線からは解放さ…

N.0150 満月などありはしない

人間って、自分に無い物を相手に求めるのよ。 自分に欠けている部分を魅力的に感じる生き物なのよ。 ”欠けている”なんて言うと、まるで最初は満たされていたかのように思ってしまう。過去にはその空白が埋まっていたような錯覚を抱いてしまうけれど、そんな…

N.0149 嘲笑い初級

他人のことを見下した状態で接する時、そこに浮かび上がる笑顔の歪さを当人は理解していない。 気持ち悪いなと思う。勝手に評価して、自己満足でマウンティングして、薄気味悪い笑みを浮かべて。ゴリラがチワワを可愛がるように、彼らは見下した相手のことを…

N.0148 細々とした死

「人は二度死ぬ」 一度目は肉体が滅びた時、二度目は皆の記憶から消えた時。 本当に二度だけなんだろうかと疑問に思う。肉体が滅びる前、即ち何ら問題なく生命活動を行えている時でさえ、日々細やかな死と対面している。駅の改札で通勤定期を忘れたことに気…

N.0147 他愛もない

自分の殻に閉じこもるのもいいけど、誰かに自分の思いを伝えないと上手く生きていけないなって思う。会話がしたい、ふと思い立ち家出する夜がある。自分をさらけ出すことに失敗して、絶望を抱えて夜道を彷徨う。 綺麗事だけをキャンディーのように舐めている…

N.0146 情欲

自分の意見に自信が持てなくて、何を書いても間違っているような気がした。 何度も下書きを更新してはゴミ箱にそっと投げ入れる。全然上手く書けないや、こんなんじゃ物書きとして失格だな。このままではこれ以上大きく変わることなんて出来るはずがない。 …