[No.000]

日記以上、遺書未満。

N.0160 青

 

 最近は心が荒んでいて鬱々としたことしか書いていなかったから、たまには日記的な感じで深く考えず気楽に書いていこうと思います。

 

 随分と肌寒くなってきましたね。肺の中が丸々入れ替わるような冷たい空気に癒されています。冬が好きで、夏が嫌いだ。この話題だけで一晩を明かせるほどに様々な思いが心中に渦巻く。皆さん体調はいかがでしょうか?。気温が下がると鬱の発症率が高くなるので、どうか自分にだけは優しく生きてあげて下さいね。

 

 温かい飲み物や食べ物をたくさん取り入れて、それでも足りなければ親しい人と抱擁を交わして下さい。つい先日、「人間ってこんなにも温かいんだ」ってことを思った。その時は酔っ払っていたから、いつ、どのタイミングで思ったのかは定かではないけれど、温もりへの意識は記憶に深く焼き付いている。いいよね、人間。わたし達って温かい存在だ、それって即ち、生きてるってことだ。

 

 花を愛でるように自分のことも愛でていきたいな。”優しい人”とは言われたくないけれど、”優しい自分”では在りたい。鏡の中に閉じ込められた自分に向かって何度も何度も「大丈夫」「僕はきっと大丈夫」と投げかけて、少しずつ体勢を整える。また立ち上がることが出来たなら、ゆっくりと歩いて行けばいいな。周囲からは置いてけぼりにされたように感じるけれど、それはそれで仕方がないよ。毛布に包まりながら、ぬくぬくと本を読むことが出来れば私は充分に満足なんだ。

 

 インターネットを眺めることも、夢想の中を生きることも、煩悩に苛まれることも、すべてに対して飽きてしまった。「人生ってつまらない」枯らしてしまうのは自分自身だよ。やっぱり、消費するだけの生き方って自分には向いていないと感じる。誰に求められる訳でもなく、需要が全く無かったとしても、それでもわたしは創りたい。自分が自分を好きでいる為に、生きる為に、生命を削りたい。

 

 私の中ではその第一歩が書く事だと思っていて。なにか偉大なことを書かなきゃとか、深く考察しなきゃとか、そうやっていつの間にか自分の中で義務的になっていて、純粋に楽しめなくなっていた。とても大切なことを忘れていた気がする。自分の表現は誰からも必要とされていない、ただの言葉達の墓場に過ぎないのだから、そんなに無理する必要はないよ。苦しくなるぐらいなら、やめてしまえばいい。

 

 でもね、それでも表現したいと思ってる自分がいることを見逃さないで。いつだってやり直せる、第一歩を踏み出すことが出来る。心が温かい時に、私の在り方を世界に落とし込んでいけばいい。気が付いた時には自分の全てが燃え尽きていて、その時に初めて、生み出したことへの意義を感じることが出来るんじゃないかな。

 

 

 涙を流す為には、水分を補給しないといけない。

 まぁそんな感じで、今日を生きてます。