愛の片隅で涙ばかりを流さないで
大事にされなかったのは自分自身
緩やかに傷を抱きしめて抱いて
知らないばしょにポイと捨てられ
さてさてここから歩きなさい
突然そんなこと言われましても、
どこ行きゃいいかはわからない
一縷の望みは三途に流され
途方に暮れるわたしたち
まだかまだかと待ち続けては
両肩ばかりが落下する
同情するなら色彩をおくれ
突き刺さったままのガラス片、
痛い痛いよと嘆くばかりで
おかしくなったカラスのようだ
愛されないと嘆くばかりで
おかしくなったカラスのようだ
いつも不幸を願うばかりで
おかしくなったのはわたしのようだ
あぁ、もうこんなになっちゃった
変わらないねいつまでもきみは
了